◇ 特許取得の必要性

新しい技術を発明しましたが、特許を取得したほうが良いのでしょうか?

特許権を取得するには多額の費用と時間がかかるため、当然ながら 費用対効果 を考える必要があります。
特許権を取得すべきかどうかは、例えば次のようなチェックポイントで見極めます。

<特許権取得のポイント>

1 第三者が特許発明を実施しているかどうか発見できるか
2 対象の特許権によって市場を独占できるか
3 他社とのライセンス交渉に活用できるか
4 資金調達に貢献できるか
5 販売力の強化につながるか

このような判断をするには時間が必要です。しかし、特許は先願主義といって、同じ発明では「最初に出願を行った者」に特許権が与えられるため、出願を迷っている時間はあまりありません。
そこで特許制度では、「特許庁の審査を受けるかどうか」を決めるために3年間の猶予を与えています。
そのため、まず出願し、3年後までに「その特許権の取得が必要かどうか」を改めて検討することもできます。また審査までに、出願内容の補正をする事も可能です。(ただし、補正の範囲や時期には制限があります。)

審査を受けなかった場合、もちろん特許権は得られませんが、出願するだけでも一定のメリットがあります。
特許出願をすると、原則として1年6か月後に出願書類が公開されます。
自分たちより先に同じ出願がされていない限り、出願公開されている技術 について第三者が特許権を得る事はできないため、第三者によって自分たちの使用が制限されることを回避することができます。

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