◇ 実用新案を活用すべき場面

実用新案は、どんな時に取得するとよいのでしょうか?

実用新案権のメリットの一つは 早期に権利取得 ができる点です。

たとえば玩具など、流行サイクルが早い商品 の場合。これを特許で権利取得しようとすると通常は数年かかるため、権利を取得した頃には既に商品が流行遅れになっていたり、陳腐化していたりして、せっかくの権利を使う機会が無くなってしまう可能性があります。

そのため実用新案権を取得することで、発明を早くに保護することができ、また特許権と同様に他者の無断使用を防ぐことができます。

また、実用新案の出願から3年以内であれば、その実用新案権に基づいて特許出願を行うことも可能です。そのため、事業化時にまずは実用新案として保護し、改めて特許を取得するという戦略も考えられます。

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