特許

IPランドスケープを用いた「水素エンジン車」

特許から見る近未来、今回は「水素エンジン車」を取り上げました。EVフィーヴァーがクールダウンした今、水素エンジン車が注目されています。水素社会の具体化を背景に、内燃機関の多様性が復活する可能性も特許分析から見て取れます。水素エンジンはフロンティアでありながら、内燃機関で培った技術の優位性を活かせる領域でもあります。ぜひご覧ください。[…]
近未来シリーズ

◇ 維持年金(登録料)を払い忘れたら

特許の維持年金を払い忘れてしまいました! まず、特許庁から維持年金(登録料)の納付期限日の連絡や、権利失効の送達はありません。そのため、基本的にはご自身で期日を管理する必要があります。期限日までに登録料を納付しなかった場合、権利は失効します。権利期間を満了(出願日から20年)していなくても、登録料が支払われなかったが故に「権利が失効した特許は誰でも使用できる」ことになります。また、権利が失効した特許を同じ内容で再び出願しても、もう権利化はできません。 では、納付期限日を過ぎて[…]
知識

特許取得にかかる時間

特許を取得するには、いったいどのくらい時間がかかるのかしら? まず、特許を出願してから権利化されるまでの流れは、こちらのリンクからご覧ください。 特許権を取得するまでの流れは、以下のようになっています。「出願人による手続」部分は、代理人(特許事務所等)への依頼が可能です。お気軽にご相談ください。…(リンク先)アーバン国際特許事務所公式サイト 特許を取得するためには、出願後に「出願審査請求書」を特許庁に提出する必要があります。この審査請求をすることによって初めて、その出願が「内[…]
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特許とドラマの話

このような仕事をしていると、テレビドラマに出てくる「特許」という言葉につい反応してしまいます。少し前の『下町ロケット』はまさに特許がキーワードになったお話でしたが、他にも特許を題材としたドラマ(および原作小説)はたくさんあります。もちろんドラマでは脚色があり、万人にわかりやすくするため実際とは異なる部分もあります。しかしながら、特許制度の以下のような特徴が、ドラマの中で主人公を大ピンチに陥れたり、また逆に形勢逆転の突破口となっているようです。◇ 先願主義日本の特許制度では、最[…]
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◇ 特許情報の検索について

ある特許について、内容を知りたいのですが。 特許庁には「特許情報プラットホーム(J-Plat Pat)」というサービスがあります。こちらのサイトでは特許・実用新案・意匠・商標のデータベースを検索したり、公開公報等を閲覧したりすることができます。反映されるまでにタイムラグはありますが、手続きの履歴や進捗状況も確認できます。弊所ホームページ のサイドバーに設置の検索窓 からも、J-Plat Patの簡易検索が可能です。 なお、こちらで閲覧できるのは公開されている情報のみです。詳し[…]
知識

◇ みなし取り下げとは

「みなし取り下げ」とはなんですか? 特許出願において、自分が取り下げの手続をしなくても「取り下げたもの」として扱われる場合があります。これを「みなし取り下げ」と言います。みなし取り下げがされるのは、以下のような場合です。 *期限内に 審査請求をしなかった場合特許出願の審査を受けるには、出願から3年以内に「出願審査請求書」を特許庁に提出する必要があります。審査請求をしなかった場合、その出願は審査されることはなく、自動的に取り下げられたものとみなされます。みなし取り下げとなると、[…]
知識

◇ 特許取得の必要性

新しい技術を発明しましたが、特許を取得したほうが良いのでしょうか? 特許権を取得するには多額の費用と時間がかかるため、当然ながら 費用対効果 を考える必要があります。特許権を取得すべきかどうかは、例えば次のようなチェックポイントで見極めます。<特許権取得のポイント> 1 第三者が特許発明を実施しているかどうか発見できるか2 対象の特許権によって市場を独占できるか3 他社とのライセンス交渉に活用できるか4 資金調達に貢献できるか5 販売力の強化につながるか このような判断をする[…]
知識

◇ 特許制度とは

特許制度とはどのような制度でしょうか? 特許制度とは「発明」を保護する制度です。特許制度では、新しく有用な技術に対して、決められた手続きで公表した人に「特許権」という権利を付与します。特許権は、公表した技術を独占的に利用することができる権利です。 他の人は、公表された技術を無断でビジネスに利用することは許されません。その一方、他の人は公表された技術を参考にして、新たな技術を開発することができます。また、公表された技術を自分のビジネスに利用したい場合、特許権を持っている人から許[…]
知識

◇ 特許とは

特許とは何でしょうか? 現代では、日々新しいものが開発されて、世の中の役に立っています。これらの技術開発によって生まれた発明は、発明者の血と汗の結晶です。その発明が、見ず知らずの他人に勝手に真似されていたらどうでしょうか? 制度により適切に保護されなければ、自分の発明を他人に盗まれないために、発明者は秘密にしておこうとするでしょう。しかしそれでは、発明者自身もその発明を利用することができません。また、他の人が同じものを発明しようとして無駄な研究や投資をしていると、なかなか技術[…]
知識
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